がん保険の加入時の注意点

がんという病気には遺伝性も否定できないようです。
そのため、身近で誰かががんで亡くなったのをきっかけにがん保険に加入する人がいるようです。
家族や親戚にがんに罹った人がいると、自分も罹りやすいのではと不安になってしまうのでしょう。

さてがん保険というと以前はアメリカンファミリー生命の独壇場でしたが、現在ではいろいろな保険会社からがん保険が発売されています。
がん保険はがんのみに対応しているため、それほど仕組みは難しくないのですが、それでもやはりどのがん保険がよいのか、選び方に迷ってしまいます。
また、がん保険でなくても、現在入っている医療保険にがん保障を付ける、というのも選び方のひとつと言えます。

ここではがん保険に加入する際に注意しておきたい点についてお話します。
まず、がん保険は申し込みをしてすぐに保障が開始されるのではなく、3ヶ月間の待機期間が設けられています。
保障が開始されるのは申し込み、告知、初回保険料の支払いがすべて完了した日で、そこから数えて3ヶ月間待たされるため、通販型がん保険に加入した場合は初回保険料の引き落としに2?3ヶ月かかり保障開始が半年近くも先になってしまいます。
少しでも早く保障を開始したいのなら、初回保険料の支払いは振込みや現金払いにした方がよいでしょう。

次に、過去に一度でもがんに罹ったことのある人はがん保険には基本的には加入できません。
ただし、がん治療最後の日から10年が経過している満50?80歳までの人が加入できるがん保険も発売されていましたので、いろいろ調べてみると条件をクリアすれば入れるものもありそうです。

そして家族型に加入する場合は、被保険者の死亡時に家族の契約がどうなるのかも確認が必要です。
保険料支払いが免除になり、残された家族の保障は一生涯続くタイプ、被保険者の死亡時に契約が消滅するタイプ、保険料の払い込みを続ければ保障も継続するタイプ、などがあります。

「てごろでがっちり」「安心のがん保険」「誰でも入れる」などなどテレビCMや新聞広告などで毎日目にする耳にする保険の宣伝。
これだけで保険のことが理解できた気になっていたとしたら注意信号です。
巧みに作られた保険会社の宣伝に乗せられて、間違った保険の選び方をしてしまわないように、次の点についてチェックしてみてください。

●定期か終身かを初めに確認していますか?
●解約払戻金がもらえるかどうか確認していますか?
●入院給付金を受け取った場合、解約払戻金が減るかどうか確かめていますか?
●責任開始日の意味を知っていますか?
●保険のパンフレットは最後から読んでいますか?

各種の保険は物と違って手にとって良さを確認することができません。
ましてやがん保険などは「万が一の保障」という、将来あるかどうかわからない不幸に対しての援助を約束する商品です。
自分にとって良い商品なのかどうかは、10年、20年生きてみないとわからない、大変選び方の難しい買い物なのです。
実際のところ、上記に挙げたような保険の本当の仕組みは、パンフレットの一番最後に記載されている細かい文字の部分を念入りに読まないとなかなかわかりません。
保険を利用したことのない人が、メリットを抜粋したようなパンフレットの最初の数ページを読んだ程度では、保険の詳細と全体像を理解することは不可能でしょう。
比較的単純に設計されているような保険でも、本当はとても複雑な仕組みが潜んでいることを十分に理解し、メリットに惑わされない保険選びをしてください。

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